Thunderbird(サンダーバード)のフォルダー表示が思い通りの順番になっていないと感じることはありませんか。最新の仕様では、アカウント直下やサブフォルダーの順序を自由に入れ替える機能が追加され、使い勝手が格段に向上しています。この記事では、基本の並び替え方法から、バージョンごとの違い、旧バージョンでの対処法、トラブル時の解決策まで丁寧に解説します。メール整理の達人になりましょう。
目次
Thunderbird(サンダーバード) フォルダー 並び替え の基本:新しいバージョンでの操作方法
Thunderbird の**最新情報**においては、フォルダーを「**ドラッグ&ドロップで自由に並び替え**」できる機能が実装されています。具体的には、バージョン139以降でこの機能が標準搭載されており、アカウント直下のフォルダーはもちろん、サブフォルダーも希望の順序に移動可能です。操作は直感的で、左側のフォルダーペインを開き、並び替えたいフォルダーをつかんで動かすだけで完了します。
また、アカウント名を右クリックすることで「**Reset Folder Order**(フォルダー順リセット)」というメニューが表示される場合があります。この機能を使うと**手動で並べ替えた順序を解除して**、デフォルトのアルファベット順などの標準順に戻すことができます。ただしサブフォルダー階層では、完全には機能しないケースが報告されており、バグ対応中のものもあります。複数アカウントを使っている場合は、アカウント設定画面でアカウントの順序そのものを行ったり来たりさせることもできます。
ドラッグ&ドロップで自由に入れ替える手順
サイドペイン(フォルダーパネル)を開いておき、「すべてのフォルダー」ビューを選択します。
並び替えたいフォルダーをドラッグして目的の位置にドロップします。青いラインが表示されるので目安になります。
これでフォルダーの順序が即座に入れ替わります。
フォルダー順をリセットする方法
アカウント名を右クリック(macOSなら control + クリック)し、メニューから「Reset Folder Order」または同等の表記を選びます。
これにより、そのアカウントで手動で入れ替えた順序がクリアされ、標準的な順序表示に戻ります。
ただし、横のアカウント全体の順序変更やサブフォルダーにはこの操作が反映されないことがあります。
ビューによる影響と「すべてのフォルダー」ビューの切り替え
Thunderbird には複数のフォルダービューがあり、「統合ビュー」「お気に入りビュー」などがあります。
ドラッグでの並び替えは「すべてのフォルダー」ビューでのみ有効になることが多いため、このビューに切り替えているかの確認が重要です。
別のビューで操作をしようとすると、思った通りに動かないことがあります。
旧バージョンでの対処法:並び替えが標準機能として存在しなかった頃
Thunderbird のバージョン115〜138などでは、上述のドラッグ&ドロップによる並び替え機能が未実装で、標準ではフォルダーはアルファベット順に固定表示されていました。
そのため、使用しているバージョンがこの範囲の場合、フォルダーを任意の順序にするためには代替の手法をとる必要があります。
フォルダー名の先頭に番号や記号を付けて順序を制御する
最もシンプルな方法がフォルダー名の「先頭に番号を付ける」ことです。
例えば「01 重要」「02 プロジェクトA」のようにし、数字順または数字とアルファベット順で並ぶようにします。
記号(★や_など)を使って優先順位を強調することも可能です。
アドオン「Manually Sort Folders」を使った方法
旧バージョンでは「Manually Sort Folders」というアドオンがあり、これを使えばフォルダーの順序を手動で設定できます。
ただしこのアドオンはバージョン103以前までの互換性が確認されており、バージョン115以降では動作しないことが多くなっています。
それでも可能であれば、このアドオンを導入することで柔軟なカスタマイズが実現できます。
設定ファイルを直接編集する上級者向けの方法
もう一つの方法として、Thunderbird のプロファイル内にある設定ファイル(prefs.js など)を直接編集して順序関係の設定を変更する方法があります。
ただしこの方法は非常に繊細で、誤るとアプリケーションの動作に支障をきたす恐れがありますので、バックアップを取ってから行うことが必要です。
初心者にとってはリスクが高いため、この方法はよほど必要な場合のみ検討してください。
アカウント全体やトップレベルフォルダーの順序を変える方法
フォルダー並び替えだけでなく、複数のメールアカウントを運用している場合には、**アカウント順**そのものを変更したいことがあります。最新の Thunderbird ではこれも柔軟に行えるようになっています。
アカウントをドラッグ&ドロップで並び替える
アカウント名(例: ユーザーのメールアドレス名)を「フォルダー一覧サイドペイン」で掴んで上下に動かす方法です。
この操作により、アカウント全体が並び替えられ、フォルダーパネルでの位置が変わります。
ただしこの操作はすべての OS やバージョンで同じように機能するわけではなく、バージョンやインターフェースによってはアカウント設定画面を使う必要があります。
アカウント設定画面からの順序変更
Thunderbird メニューからアカウント設定画面を開き、左側に表示されているアカウント一覧をドラッグ可能な状態で配置を変更できる場合があります。
変更後は再起動が必要となるケースが多いです。
これによりトップレベルでの表示順が入れ替わります。
デフォルトアカウントを設定する枝の扱い
デフォルトアカウントを別に設定すると、そのアカウントがフォルダーパネルの先頭に表示されることがあります。
アカウント設定 → アカウント操作(Set as default など)を選び、希望のアカウントをデフォルトにすることで表示順に影響を与えられます。
トラブル対策:並び替えできない/順序が保存されない時の原因と対応
並び替えが思ったように機能しないことがあります。原因とその解決策を整理しておきます。
ビュー設定が「統合ビュー」や「お気に入り」になっている
「統合ビュー」などではフォルダーが複数アカウントと混ざって表示されるため、ドラッグ&ドロップでの順序変更が反映されないことがあります。
「すべてのフォルダー」ビューに切り替えて試してみると正しく動作することが多いです。
サブフォルダーにのみ順序リセットが適用されないバグ
最新バージョンでは、アカウント直下のフォルダーであれば Reset Folder Order が有効ですが、サブフォルダー階層になると動作しない場合が報告されています。
また「Reset Folder Order」のメニューが一部のアカウントで表示されないこともあります。
このような場合はバージョンを最新にアップデートする、または Beta リリースを使ってバグ修正を取り込むのが有効です。
再起動しないと順序が保存されない問題
ドラッグで並び替えても Thunderbird を再起動すると元の順に戻ってしまうことがあります。
これは設定が保存されていなかったり、キャッシュが影響している可能性があります。
最新版であれば Fix が適用されていることが多いため、必ずアップデートを確認し、もし問題が残るならプロファイルをバックアップして新規プロファイルで試すことをおすすめします。
比較表:バージョンごとの並び替え機能対応状況
| Thunderbird バージョン | 並び替え機能(ドラッグ&ドロップ) | Reset Folder Order メニュー | 補助手段 |
|---|---|---|---|
| 139 以降(例 140・142) | 標準で可能 | アカウント名での右クリックで表示されることが多い | 旧アカウント・サブフォルダーの順序リセットが不完全な場合あり |
| 115~138 | 標準では不可 | Reset メニューは無いことが大半 | フォルダ名修正やアドオンによる対応 |
| 114 以下 | アドオン必須で手動順序設定可能 | Reset メニュー非対応 | アドオン「Manually Sort Folders」が有力 |
まとめ
Thunderbird(サンダーバード)のフォルダーの並び替えは、バージョン139以降でドラッグ&ドロップによる自由な順序変更が可能となり、過去の制約を大きく前進させています。
アカウント名を右クリックして「Reset Folder Order」を使えば、手動で変えた順序を標準のものに戻せますが、サブフォルダー階層では不完全なケースがあります。
旧バージョンをお使いの場合は、フォルダー名に番号を付す、アドオンを活用するなどの工夫が必要です。
まずは Thunderbird を最新バージョンにアップデートし、「すべてのフォルダー」ビューで並び替えを試して、自分の作業スタイルに合った順序を設定してください。メール管理のストレスがぐっと減ります。
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